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キラーパルスで高層ビルが倒壊するのなら、原発は?

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画像出典:NHKスペシャル シリーズ阪神・淡路大震災20年 第2回 都市直下地震 20年目の警告より

前々回、1秒周期の揺れであるキラーパルス、あるいはさらに長い3秒周期の揺れは、これまで想定していた以上の被害をもたらしかねないということを取り上げましたが、被害が住宅や高層ビルだけとは限りません。さまざまな工業プラントにも大きな被害が及ぶ可能性が考えられます。

日本の工業プラントは沿岸部にあります。埋め立て地や柔らかな堆積層の上に建設されている場合も多いでしょう。多数の配管パイプやケーブルが大きな振幅に見舞われたらと考えると、とても無事に済むとは思えません。工業プラントといえば、不安を覚えるのが原子力発電所です。原子力発電所をキラーパルスやさらに大きな振幅の揺れが襲ったらどうなるのでしょう。 

NHKスペシャル シリーズ阪神・淡路大震災20年 第2回 都市直下地震 20年目の警告」では、防災科学技術研究所の地質データマップを紹介しておりました。そこでは関東平野や名古屋大阪の堆積層に注目していましたが、東海第二原発や柏崎刈羽原発もオレンジのエリアにかかるように見えます。

特に柏崎刈羽原発は、2007年の新潟県中越沖地震の際にキラーパルスに襲われていたと推測されています。この時、柏崎刈羽原発では変圧器火災が起こり、低レベル放射性物質が入ったドラム缶400本が倒れました。

参考:柏崎刈羽原発を襲ったキラーパルス(破壊的強震動):中越沖地震

これを「それでも大事にいたらなかったのだから大丈夫」と考えるか、「すでにダメージを受けているのだから次に来たらアウト」と考えるかですが、1発目のパンチより2発目のパンチをもらったほうがノックアウトの可能性は大きいと考えるべきでしょう。それに、柏崎を管轄する東京電力は福島原発の事故処理で技術者・作業員ともに消耗しきっていることを考えれば、設備の面からも保守の面からも、最もリスクのある原発の一つと見るのが妥当ではないでしょうか。

 

  

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