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2015年2月アーカイブ

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画像出典:NHKスペシャル シリーズ阪神・淡路大震災20年 第2回 都市直下地震 20年目の警告より

前々回、1秒周期の揺れであるキラーパルス、あるいはさらに長い3秒周期の揺れは、これまで想定していた以上の被害をもたらしかねないということを取り上げましたが、被害が住宅や高層ビルだけとは限りません。さまざまな工業プラントにも大きな被害が及ぶ可能性が考えられます。

日本の工業プラントは沿岸部にあります。埋め立て地や柔らかな堆積層の上に建設されている場合も多いでしょう。多数の配管パイプやケーブルが大きな振幅に見舞われたらと考えると、とても無事に済むとは思えません。工業プラントといえば、不安を覚えるのが原子力発電所です。原子力発電所をキラーパルスやさらに大きな振幅の揺れが襲ったらどうなるのでしょう。 

敗者の選択

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画像出典:伊達邦成と家臣団「伊達市噴火湾文化研究所」 

戊辰戦争の際、奥羽諸藩の雄藩であった仙台藩は奥羽列藩同盟の盟主に担がれ新政府に対抗しますが、敗北してしまいます。このとき、仙台藩伊達家一門の亘理(わたり)伊達家の当主である伊達邦成(だてくにしげ)の努力によって講和にまでは持ち込めましたが、新政府の容赦ない制裁によって、仙台藩の所領は62万石から28万石へ、亘理伊達家に至っては、2万4千石からわずか58石へと減らされてしまいます。これでは1300人の家臣団を養うことなど到底できません。さらに国替えによって亘理は南部藩領とすること決められました。

邦成やその家臣たちは、武士の身分を捨てて南部藩の農民として生きていくか、故郷を捨ててよそに出て行くか、過酷な選択を強いられることになったのです。武士の誇りを重んじた邦成は、蝦夷地(現在の北海道)に移住し、そこを開拓することで活路を見出そうと決意しました。これはロシアの南下を警戒する明治新政府の蝦夷地移民政策とも合致していました。当時の日本には北海道の寒さに対応できる農業技術や生活技術がなく、多くの犠牲を覚悟しなければならない難事業でしたが、武士の身分を捨てず、朝敵の汚名をそそぐにはそれしかないと移住開拓を決断したのです。 

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画像出典:NHKスペシャル シリーズ阪神・淡路大震災20年 第2回 都市直下地震 20年目の警告より

阪神淡路大震災から20年ということもあって、NHKでは「NHKスペシャル シリーズ阪神・淡路大震災20年」という特集番組が放送されました。シリーズ第2回は「都市直下地震 20年目の警告」と題して、都市直下地震の原因となる「活断層」について取り上げていました。

阪神・淡路大震災以来、科学者達は都市直下地震の原因となる活断層を研究してきました。その結果、全国で110本の活断層を特定し、地震予測は大きく前進したかに思われましたが、実際には既知の活断層とは別のところで直下型地震が発生することが度々起こります。つまり、地表から同定できる活断層だけではなく、地表からは明らかではない、地下の活断層の存在が想定されるのです。

しかし、このようなことは容易に想像がつくことです。逆に地表から判る活断層しかないと考える方が都合のいい発想です。これまで起こった既知のことを基準に物事を想定すれば、当然、未知のことは想定されません。地震予知に限らず、想定内の事しか想定しないのは日本の科学の悪しき慣習なのではないでしょうか。いずれにせよ、未知の活断層が大規模直下型地震を引き起こすのなら、地震予知は困難だということです。 

 

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画像出典:NHKスペシャル シリーズ阪神・淡路大震災20年 大都市再生 20年の模索より

阪神淡路大震災から20年ということもあって、特集番組が放送されました。NHKでは「NHKスペシャル シリーズ阪神・淡路大震災20年 大都市再生 20年の模索」という番組で、都市再生の困難さを取り上げていました。

震災から20年、「災害に強い街づくり」を掲げて道路の整備、耐震性の高い高層ビルや商業施設の建設などがすすみ、表向き「奇跡の復興」といわれることが多いですが、20年の月日が経過したことで様々な歪みが表面化しています。

飲食店など個人事業再開のために抱えた二重ローンの負担に苦しむ高齢者。高くなった維持管理費のために撤退閉店が相次ぎ空き店舗が多くなった商店街。災害弱者救済が招いた復興住宅の高齢化率高さと孤独死の増加。道路や建物は立派になっても、人々の生活は衰退しているようでした。

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