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ハジメ君の日本神話探訪(3)

 

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 画像出典:フリー百科事典Wikipedia「黄泉」島根県松江市東出雲町の黄泉比良坂

 

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【艦長】この「国産み」のあとに様々な神が生まれるわけだが、それを「神産み」といっている。イザナギとイザナミは家を構成する神や風の神・木の神・野の神といったような自然にまつわる神々など、さまざまな神々を産んだのだが、火の神カグツチを産んだ時にイザナミは火傷を負って死んでしまうんだ。

 

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【ハジメ】昔は出産は命がけでしたからね。それに火が危険であることも示しているんでしょうか。

 

 

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【艦長】火というものも、現実の火という他に象徴的な意味もあるだろうな。この時、苦しむイザナミが吐いた吐物からも神が生まれ、イザナミを失って慟哭するイザナギの涙からも神が生まれた。怒りに狂ったイザナギがカグツチを斬り殺したのだけど、その血からも神が生まれたんだ。

 

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【ハジメ】もう、何からでも産まれますね。あ、もしかしたら神が生まれるといのも有力者を表しているのかもしれませんね。

 

 

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【艦長】実在の人間が神として祀られている神社があるからな。太宰府天満宮とか豊国神社とか松陰神社、南州神社、東郷神社とか。

さて、イザナギはイザナミを出雲国と伯伎国の境にある比婆の山に葬ったということになっている。今でいうと島根県と鳥取県と広島県の県境あたりだね。ところがイザナギはイザナミを恋しく思い黄泉の国まで会いに行く。

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【ハジメ】死後の世界ツアーですか!

 

 

 

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【艦長】島根県松江市の黄泉比良坂(よもつひらさか)が葦原中国と黄泉の国(根の国)の境だったようだ。 

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【艦長】イザナギはイザナミに国を完成させるために還ろうと説得するのだが、イザナミは黄泉の国の食べ物を食べてしまったので生き返ることはできないというのだ。

 

 

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【ハジメ】黄泉の国の食べ物を食べると還れなくなるんですか。

 

 

 

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【艦長】イザナミはさらに黄泉神と相談するので、その間は見ないでほしいと言って家の奥に入っていく。しかし、しびれを切らしたイザナギは家の中を覗いてしまう。

 

 

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【ハジメ】なんだか鶴の恩返しみたいですね。

 

 

 

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【艦長】ここからはちょっと違うぞ。イザナギが見たものは、腐って蛆がわき、蛇の姿をした8柱の雷神がまとわりついているイザナミの姿だったのだ。

 

 

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【ハジメ】それは…ちょっと引きますね。

 

 

 

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【艦長】イザナギは逃げ帰ろうとしたが、自分の醜い姿を見られたことに怒ったイザナミは黄泉醜女(よもつしこめ)に命じてイザナギを追わせたんだ。

 

 

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【ハジメ】夫婦の中にも礼儀ありですね。気をつけよう。

 

 

 

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【艦長】君の場合はその前に一人前になることだな。さてだ。イザナギは追ってくる黄泉醜女を足止めするために身につけているものを投げ捨てた。すると、それが葡萄の実がなったり、タケノコが生えたりして、黄泉醜女がそれを食べている間に逃げたわけだ。

 

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【ハジメ】へぇ〜。食糧で時間稼ぎをしたってことですか。生えたってことは食糧生産技術ってことかな。

 

 

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【艦長】しかしイザナミは雷神と黄泉の兵士達にイザナギを追跡させた。

 

 

 

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【ハジメ】地獄の軍隊ですか。こえー。

 

 

 

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【艦長】イザナギは黄泉と葦原中原の境である黄泉比良坂までたどり着き、そこにあった桃の実を投げたところ、追ってきた黄泉の国の悪霊たちは逃げ帰っていってしまった。

 

 

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【ハジメ】桃つえー! でも、なんで桃なんですかね? 

 

 

 

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【艦長】桃は中国において昔から邪気を祓う果実として親しまれていて、桃で作られた弓矢を射ることは悪鬼除けのまじないになっているんだよ。

 

 

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【ハジメ】やっぱ中国の影響があるんですかね。そういえば桃饅頭ありますもんね。

 

 

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【艦長】最後にはイザナミ自身が追いかけてきたが、イザナギは大岩で黄泉比良坂をふさいだんだ。怒ったイザナミは岩越しに「私はこれから毎日そなたの国の人間を一日に千人ずつ殺そう」と言い、これに対しイザナギは「私は私の国の人間が一日に千五百の産屋を建てよう」と言ったという。

 

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【ハジメ】人間が出てきましたね。人の生死の始まりですか。でも差し引き一日五百人づつ増えると、いずれ人口爆発ですよ。これって人口削減で世の中を安定させようという考えか、教育で世の中を安定させようという考えかに似てますね。

 

 

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【艦長】面白いことを言うじゃないか。人口は国力になると同時に負荷にもなる。人口問題は国の経営の重要な要点だな。もちろん世界にとってもな。まぁ、これでも見て復習しておくように。

 

 

(つづく)

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